散歩の途中で見かけた川の名前を知りたい・・。
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宮川水系

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宮川水系 河川

宮川(みやがわ)は、三重県南部を流れる一級河川。延長91kmは、三重県のみを流れる河川としては最も長い。 国土交通省の一級河川水質調査(BODを基準としている)で、平成3、12、14、15、18、19年に1位となっており、清流で知られる。神宮式年遷宮のお白石持ち行事に使用する石は、この宮川の河原から採集する。
三重県多気郡大台町と奈良県との県境の大台ヶ原山に源を発する。上流域は近畿の秘境とも日本三大渓谷の一つとも謳われる大杉谷である。大内山川などの支流と合流しながら北東に流れ、伊勢市で伊勢湾に注ぐ。流域には多目的ダム宮川ダムと三瀬谷ダムの他に11のダムがある。 中流域は茶の産地として三重県内では有名。 河口域にはデルタ地帯を形成しており、最も大きい三角州は人の住む伊勢市大湊町となっている。
世界的にも多雨で知られる大杉谷を源流とする宮川は毎年のように氾濫し、大水害をたびたび引き起こした。宮川下流周辺に伊勢神宮があるため、神宮を重視した豊臣秀吉と後の江戸幕府の山田奉行所により治水工事が行なわれ、洪水の被害は激減した。しかし増水に耐えられる橋が下流域に架けられたのは明治期になってからである。江戸時代には神宮のある右岸を偏重する治水工事が行なわれたため、左岸の洪水被害は拡大したという。
1957年に宮川ダム、1966年に三瀬谷ダムが作られてからは宮川下流域で大規模な水害が発生することは永らくなかったが、2004年の台風21号による増水で支流の横輪川が氾濫するなどで、伊勢市において床上浸水203棟、床下浸水97棟の被害となった。この台風21号は上流の旧宮川村においては、土石流などで死者6名他の被害者を出す大災害を引き起こし、大台町との合併による村の消滅を決定的にした。
宮川流域には三重県のレッドデータブックに記載された種のうち7種をはじめとする90種以上の魚類が確認されている。流域には3つの漁業組合があり、アユ・アメゴ・ウナギなどに漁業権の対象となっている。

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