散歩の途中で見かけた川の名前を知りたい・・。
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川内川水系

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川内川水系 河川

川内川(せんだいがわ)は、熊本県最南部、宮崎県南西部及び鹿児島県北西部を流れる川内川水系の本流で、一級水系 一級河川
九州では筑後川に次ぎ第二の規模を誇る河川で、最上流部は熊本県、上流部は宮崎県に属する。
九州山地の白髪岳(標高1417m)南麓に発し南流、程なく宮崎県に入る。加久藤盆地を西流。鹿児島県に入り一旦南流、湧水町栗野で再び西流して大口盆地を潤す。大口市からは概ね南西流、薩摩川内市西方で東シナ海に注ぐ。河口両岸には九州電力の川内原子力発電所が立地。
鹿児島県での流域は県下有数の米作地で、また菱刈町では金も産出する。
江戸期より加久藤盆地や菱刈平野などでは栽培される米等の灌漑のために多くの用水路が建設された。宮之城~鶴田間では上納米運搬のために、開削工事が行われ、菱刈では人工河川が建設されたとされる。
また、河口付近の高江郷高江村(現在の薩摩川内市高江町)では干拓が行われ延宝7年着工、貞享4年に竣工した。この干拓工事により、川内川の堤防として建設された「長崎堤防」は治水のために鋸の刃型に構築された。その点が評価され2011年(平成23年)には土木学会選奨土木遺産に指定された。
中流域に位置する鶴田町に1950年(昭和25年)にダム建設による洪水調節が計画され、調査が行われた。1961年(昭和36年)には本体工事に着工し、1966年(昭和41年)には河口から51Kmの位置に鶴田ダムが竣工した。
流域では川内川の洪水等により、1954年(昭和29年)に鹿児島県薩摩郡東郷町斧渕地区(現在の薩摩川内市東郷町斧渕)、1972年(昭和47年)には川内市上川内地区(現在の薩摩川内市上川内地区)、宮之城町湯田地区(現在のさつま町湯田地区)、1989年(平成元年)には栗野町木場地区(現在の湧水町木場地区)、1993年(平成5年)には平成5年8月豪雨の影響により川内市向田地区(現在の薩摩川内市向田地区)、1997年(平成9年)にはえびの市向江地区、菱刈町湯之尾地区で水害が発生した。
また、平成18年7月豪雨において川内川流域で洪水が発生し、2,347戸が浸水する大きな被害を受けた。これを受けて2006年(平成18年)度から2010年(平成22年)度までの予定で直轄河川激甚災害対策特別緊急事業(激特事業)が実施されている。さつま町に推込(しごめ)分水路を、曽木の滝に曽木の滝分水路を建設すると共に、各所で狭窄部の掘削、堤防や水門の新設などが行われる。鶴田ダムの洪水対策能力を強化する工事も実施される。費用は総額は356億円とされている。

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