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松浦川(まつうらがわ)は、佐賀県北部を流れる松浦川水系の本流で一級河川。
武雄市北西部の黒髪山(標高516m)の北、青螺山(標高618m)に発し、伊万里市東部で筑肥線を添わせつつ北へ流れる。唐津市相知町で厳木川と、同市養母田で徳須恵川と合流。唐津市市街地で川幅を広げ、唐津湾に注ぐ。河口の西に唐津城が聳える。
戦国時代、現在の唐津市周辺には松浦川と波多川(現在の徳須恵川)の二つの川があり、松浦川は厳木方面から流れて鏡地区を通り、現在虹ノ松原駅がある場所に河口があった。波多川は伊万里方面から流れてきて現在の和多田地区を通り、満島山の西側を通って唐津湾に注いでいた。西暦1600年頃、豊臣秀吉の命令によって唐津地方を統治することとなった寺沢広高が、満島山の山頂に城を築いた。この時に満島山の東側を掘って波多川河口とし、元の波多川河口を埋め立てて城下町を形成した。そして更に、度々氾濫を起こしていた松浦川と波多川を一本化し、堤防を築いた。この際に松浦川と波多川の中間にあった荒地を掘って川の一部とし、鏡地区の松浦川と和多田地区の波多川の一部を埋め立てた。これによって二つの川は一本化され、松浦川となり、和多田地区と鏡・久里地区に新田が開発された。
武雄市北西部の黒髪山(標高516m)の北、青螺山(標高618m)に発し、伊万里市東部で筑肥線を添わせつつ北へ流れる。唐津市相知町で厳木川と、同市養母田で徳須恵川と合流。唐津市市街地で川幅を広げ、唐津湾に注ぐ。河口の西に唐津城が聳える。
戦国時代、現在の唐津市周辺には松浦川と波多川(現在の徳須恵川)の二つの川があり、松浦川は厳木方面から流れて鏡地区を通り、現在虹ノ松原駅がある場所に河口があった。波多川は伊万里方面から流れてきて現在の和多田地区を通り、満島山の西側を通って唐津湾に注いでいた。西暦1600年頃、豊臣秀吉の命令によって唐津地方を統治することとなった寺沢広高が、満島山の山頂に城を築いた。この時に満島山の東側を掘って波多川河口とし、元の波多川河口を埋め立てて城下町を形成した。そして更に、度々氾濫を起こしていた松浦川と波多川を一本化し、堤防を築いた。この際に松浦川と波多川の中間にあった荒地を掘って川の一部とし、鏡地区の松浦川と和多田地区の波多川の一部を埋め立てた。これによって二つの川は一本化され、松浦川となり、和多田地区と鏡・久里地区に新田が開発された。