烏川 都道府県
烏川 市町村
烏川 水系域
烏川(からすがわ)は、長野県安曇野市を流れる川で、信濃川水系の一級河川。
長野県安曇野市堀金(旧・南安曇郡堀金村)の西部、飛騨山脈(北アルプス)の常念岳(標高2,857メートル)や蝶ヶ岳(標高2,677メートル)に源を発し、東に流れる。左岸側から二ノ沢・一ノ沢を、右岸側から崩沢・大水沢・小水沢・大野沢等の支流を合わせて須砂渡に至り、北東へと流れを変える。安曇野市穂高(旧・南安曇郡穂高町)で川窪沢川を合わせ、国道147号の穂高橋下流で乳房川へ合流する。なお、穂高川は上流部を中房川といい、乳川が合流すると乳房川となり、さらに烏川が合流すると穂高川へと呼称が変わってゆく。
烏川の長さは文献によって異なり、『堀金村誌』には18キロメートル、『穂高町誌』には16キロメートル、『角川日本地名大辞典』には21.5キロメートルとある。流域面積についても『堀金村誌』が88平方キロメートル(内訳は山地が61平方キロメートル、扇状地が27平方キロメートル)としているのに対し、『穂高町誌』では80.6平方キロメートルとしている。
上流部における集水面積の少なさと、下流の扇状地部分は大量の土砂が堆積していることから水に乏しい。特に、烏川橋から拾ヶ堰の流入する間は、伏流水となってしまい水量が著しく減少し、夏季などは流水が見られないことがある。このため扇状地では古くから用水路(堰)が整備されている。
烏川という名の由来として、川砂が黒色をしているからとする説がある。烏川の砂利は粘板岩・硬砂岩・チャート・ホルンフェルスといった古生層・中生層に由来し、全体的に黒みがかっているのが特徴である。花崗岩が主体の白みがかった砂利が特徴的な乳川とは対照的であり、これが烏川および乳川の由来と言われている。このほか、下流部において水量が減少することから「涸(か)れ沢川」がなまって烏川になったとする説を唱える地名研究家もいる。
長野県安曇野市堀金(旧・南安曇郡堀金村)の西部、飛騨山脈(北アルプス)の常念岳(標高2,857メートル)や蝶ヶ岳(標高2,677メートル)に源を発し、東に流れる。左岸側から二ノ沢・一ノ沢を、右岸側から崩沢・大水沢・小水沢・大野沢等の支流を合わせて須砂渡に至り、北東へと流れを変える。安曇野市穂高(旧・南安曇郡穂高町)で川窪沢川を合わせ、国道147号の穂高橋下流で乳房川へ合流する。なお、穂高川は上流部を中房川といい、乳川が合流すると乳房川となり、さらに烏川が合流すると穂高川へと呼称が変わってゆく。
烏川の長さは文献によって異なり、『堀金村誌』には18キロメートル、『穂高町誌』には16キロメートル、『角川日本地名大辞典』には21.5キロメートルとある。流域面積についても『堀金村誌』が88平方キロメートル(内訳は山地が61平方キロメートル、扇状地が27平方キロメートル)としているのに対し、『穂高町誌』では80.6平方キロメートルとしている。
上流部における集水面積の少なさと、下流の扇状地部分は大量の土砂が堆積していることから水に乏しい。特に、烏川橋から拾ヶ堰の流入する間は、伏流水となってしまい水量が著しく減少し、夏季などは流水が見られないことがある。このため扇状地では古くから用水路(堰)が整備されている。
烏川という名の由来として、川砂が黒色をしているからとする説がある。烏川の砂利は粘板岩・硬砂岩・チャート・ホルンフェルスといった古生層・中生層に由来し、全体的に黒みがかっているのが特徴である。花崗岩が主体の白みがかった砂利が特徴的な乳川とは対照的であり、これが烏川および乳川の由来と言われている。このほか、下流部において水量が減少することから「涸(か)れ沢川」がなまって烏川になったとする説を唱える地名研究家もいる。