小名木川（おなぎがわ）は、東京都江東区を流れる人工河川である。
旧中川から隅田川を結ぶ運河で、途中横十間川、大横川と交差する。小松橋と新扇橋の間には扇橋閘門が設置されており、閘門より東側は地盤沈下が激しくゼロメートル地帯の顕著な地域のため水位を1m下げている。
1590年頃 - 徳川家康が小名木四郎兵衛に命令し、開削させた運河である。
千葉県行徳で作られた塩や、近郊の農村で採れた野菜、東北地方の米などを江戸に運ぶために掘られたものであった。小名木川と旧中川、新川 (江戸川区) 新川の合流地点には、中川船番所が置かれていた。
1930年 - 荒川放水路が完成した。荒川や旧中川、新川の合流地点には小名木川閘門、小松川閘門、船堀閘門が設置されていた。