町を流れるペケレベツ川あたりでは小鳥たちの大合唱の風情だ。なかでも印象的なのがセンダイムシクイの囀りである。 ウグイス科メボソムシクイ属のセンダイムシクイは宮城県仙台市とは何も因果はない鳥で、千代虫喰（チヨムシクイ）と呼ばれていたのが

今日はペケレベツ川の岸近くに黄色い花のヤチブキを見つけた。 エゾエンゴサクはケシ（芥子）科の多年草。マルハナバチがしきりにこの独特な花弁から蜜を集めている。紫色の花もそれぞれ個性があり、深紫や薄紫の花もあって美しい。

隣接のペケレの森は45haの自然林がペケレベツ川沿いに広大に広がる。この公園は日高山脈を越える日勝峠に至る国道の入り口のような場所で、清水公園から坂道が峠まで始まり延びているので、町や十勝平野を望むには景色もよい場所だ。

残雪の残る山は日高山脈のペケレベツ岳であり、この山から清水の町へ流れる川がペケレベツ川である。ペケレとはアイヌ語で「清い水」という意味で、ベツは川の意であり、清水町という町名はアイヌ語のペケレが由来となる。