発端は幕山川の氾濫だった。本郷地区は川からも離れていたが、農業用水が激流となって人が流された。 町では企画防災課が防災を考える。佐用町は合併して３００平方キロもある大きな町。危険地域を洗い出し、抜本的な対策を練る必要があった。

この大雨で佐用川・幕山川が増水、佐用町では9日21:10に20世帯50人、21:20には7201世帯20406人 を対象に 避難勧告 を発表しています。 4歳女児) ・佐用川付近で72歳男性が遺体で発見 ・幕山川付近で2名が遺体で発見(40歳男性、7歳男児) ・佐用川沿いで32歳

この雨が幕山川の最上流域や支流の増水を引き起こし、濁流が本郷地区に流れこんだとみられる。 同地区の幕山川は普段、幅約５メートル、水位約１０センチだが、地元の男性（７３）は「谷川がすべて集まってくるのが幕山川。

幕山住宅の一帯は扇状に狭まっていく傾斜地の先端に位置する田畑で、幕山川からあふれ出した濁流が一気に用水路付近に流れ込んだ。 町内には水位警報システムなどの水位計 しかし、幕山川に水位計はなく、幕山住宅の住民らに町からあった最初の危険情報は

流されるケースが多く見られ、 特に、佐用町の幕山川沿いにある佐用町本郷の町営住宅に住む ３世帯１１名が流され、その多くが亡くなっているが、 １１名は ちょうど、幕山川が流れ込む佐用川は２２時ごろに最高水位を記録しており

幕山住宅の一帯は扇状に狭まっていく傾斜地の先端に位置する田畑で、幕山川からあふれ出した濁流が一気に用水路付近に流れ込んだ。公民館前の用水路付近だけが、他の場所より水位が約３０センチ高く流れが急だった。

青い屋根の住宅５棟に計１０世帯が暮らす佐用町営幕山住宅は、すぐ近くに、水があふれた幕山川や用水 路が流れている。脇には、稲刈り前の水田が広がる。 ここの住人で、死亡が確認された小林佐登美さん（４０）は、約４年半前に夫が病死して以降

兵庫県警によると、佐用町本郷で９日夜、公民館に避難する際、幕山川の濁流にのみこまれた住民のうち、小林佐登美さん（４０）と、長女で県立高校２年の彩乃さん（１６）が遺体で発見された。小学４年の次男（９）は行方不明。

しかし、被害が最も大きかった本郷の幕山住宅周辺の住民は、午後８時半過ぎには近くの幕山川は増水していたという。 午後６時ごろ、すでに住宅直近の用水路が増水。 「上流の田んぼから水が流れ込んできて