四ツ谷内藤新宿、浅草田甫酉の町詣、虎の門外あふひ坂、山下町日比谷外さくら田、日本橋江戸ばし、京橋竹がし、木母寺内川御前栽畑、御厩河岸、愛宕下薮小路、大てんま町木綿店、大伝馬町ごふく店、鉄砲洲築地門跡（江戸百景餘興）

二王子岳山麓の上寺内集落から北東の谷筋を奥に入り、 坂井川支流寺内川と東側から流れてくる川との合流地点の新発田市と 胎内市の境界尾根から派生する尾根上に立地する。 大きく1郭、2郭からなり標高347ｍを最高所に4条の空堀で尾根を区切る。

大南俣城と寺内川を挟んで対岸の山にある持倉城跡は、 寺内川の谷間から敵が侵入してくる場合の前衛として、 対岸の持倉城も一連の相互関係を有した山城ではなかっただろうか？ 誰が何の為にこんな山深い場所に山城を築城したのか不明であるが

ニ王子岳西麓の寺内川左岸のなだらかに傾斜する中位河岸段丘上に立地する。 よく、管見で小学校裏に旧石器を発見とあり古くから周知されていた遺跡である。 特に発掘調査は行われていないが、中村孝三郎により「菅谷遺跡」として紹介され

二王子岳西麓、上寺内の西の村はずれの共同墓地付近から50ｍ位西側。 寺内川左岸を見下ろす段丘端に塚がある。 その場所だけ杉木立になっていて、塚上に「南無如意輪観世音菩薩」と刻まれた 縦長の石碑が立っている。

寺内館跡は寺内川と坂井川の合流点に面して位置し、館跡に国道290号線が横切っている。5月末になれば、周辺の水田に田植えも終わり、緑色の水稲が水面に移り、背景の山々とマッチして気持ちがいい。暇つぶしに寺内館跡を探訪した。